【構成】ブログは「チコちゃん式」で書け!

ライティング
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「ブログの構成、毎回悩む……」
「もしかしてこの記事、最後まで読まれてない?」
「記事を書く手が止まっちゃう!」

そんなブロガー・ライターたちのなんと多いことか……!

悩みを解決するのは、NHKの雑学番組『チコちゃんに叱られる!』です。

椥辻夕子

ボーッと生きてんじゃねーよ!

というフレーズは、2018年の新語・流行語大賞にもノミネートされましたね。
(諸事情により、椥辻夕子肖像にてお送りしています)

説明がわかりやすく、意外性があっておもしろい。
観終わった後は、誰かに話したくなる(でも、だいたいみんな観てる)。

そんな『チコちゃんに叱られる!』の番組構成に着想を得て、「書きやすい」「読みやすい」「伝わりやすい」ブログの書き方を開発しました。

「チコちゃん式」=W+PREP法

『チコちゃんに叱られる!』とは、5歳の女の子「チコちゃん」が問いかける素朴な疑問に出演者が答える、雑学クイズ番組です。最新のVR技術が駆使されたチコちゃんのリアルな表情にも注目が集まりました。

土曜の朝8時から朝ドラを見て、そのまま『チコちゃんに叱られる!』を観るのが我が家の定番です。朝早く出勤する夫氏のために、録画もしています。

毎週観ているうちに、私は『チコちゃんに叱られる!』がとても丁寧なPREP法で作られていることに気がつきました。

PREP法とは

PREP法とは、文書やプレゼンテーションを論理的に構成するためのテクニックのひとつです。以下の単語の頭文字をとっています。

P(Point)=要点、結論
……その文書の核となる「結論」を最初に述べる

R(Reason)=理由
……Pで主張した結論の理由を説明する

E(Example)=実例
……Rで説明した理由を裏付ける事例や実例を並べる

P(Point)=要点・結論
……最初に述べたP(要点・結論)を再度繰り返す

PREP法についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【構成】起承転結とPREP法をTwitterの140文字で訓練する
わかりやすい文章は一文が短い一文が短いと、一番言いたいことが相手に伝わりやすくなります。文章のねじれも起こりませんし、読み手を飽きさせずに主張を伝えきることができるのです。「誤解を生まず読ませたい!」「最後まで読んでほしい!」ならば、短い文

『チコちゃんに叱られる!』で特徴的なのは、「クイズ形式」であることです。これから説明する雑学について、はじめに出演者(と視聴者)に向かって問いかけるのです。

私はこれを、W(Why)=問いかけであると考えました。

つまり、『チコちゃんに叱られる!』はW+PREP法という構成で作られているのです。

具体的な番組構成

『チコちゃんに叱られる!』をざっくりと分解すると、次のような構成でコーナーが作られていることがわかります。

  1. W(Why)=問いかけ
    チコちゃんが「ねーねー岡村~」と出演者を名指しして問いかけ
    →名指しされた出演者(と視聴者)は自分なりのこたえを考える。
    ハズレたら、チコちゃんが「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叫ぶ
  2. P(Point)=要点・結論
    出演者(と視聴者)の期待を裏切る「一文のこたえ」がズバリと出る。
    →ここではあえて詳しく説明されず、ちょっとひねった「一文」にとどめる。出演者(と視聴者)は「どういうこと?」と興味を引きつけられる。“引き”あるいは“クリフハンガー”のような役割
  3. R(Reason)=理由
    なぜそのような「一文のこたえ」になるのか、解説VTRがスタート。専門家が解説してくれる
    →当時の状況を知る担当者や大学教授など、その筋の専門家が登場
  4. E(Example)=実例
    さらに、わかりやすく噛み砕いた解説CGや再現VTRで補足
    →視覚的にわかりやすいうえ、演出で笑いが含まれて飽きない
  5. P(Point)=要点・結論
    最後にズバリ「一文のこたえ」が繰り返される
    →繰り返しによって「?」が「!」に代わり、出演者(と視聴者)が納得する

問いかけ、意外性のある引き、視覚的な解説といった視聴者の興味を引く工夫がふんだんに織り込まれていることがおわかりいただけるはずです。

効果音や解説VTRといったテレビ番組ならではの手法もあるのですが、これはブログにも応用できるのです。

「チコちゃん式」でブログを書くとこうなる

それでは、『チコちゃんに叱られる!』で用いられているW+PREP法をブログの構成に応用してみましょう。

  1. W(Why)=問いかけ
    ・読者に解を予想させる。「名指し」つまりターゲットを意識
    ・あるいは読者のニーズを代弁する
  2. P(Point)=予想を裏切る「一文のこたえ」
    ・研ぎ澄まされた端的な一文で提示すること
    ・読者をつかむためインパクトを重視してよい
  3. R(Reason)=ソースがしっかりとした解説
    ・専門家や公式の情報をベースに解説しソースを明示
    ・解説を書いてから「一文のこたえ」を練るとよい
  4. E(Example)=実例や経験談などのたとえ
    ・視覚的なわかりやすさ=写真やイラスト、動画を活用
    ・飽きさせないための「笑い」も交えたい
  5. P(Point)=「一文のこたえ」を最後にダメ押し
    ・最後にこたえを繰り返すことで読者の意識に深く刺さる
    ・読み終わった読者の「?」が「!」になるように

この構成を心がけることで、次のようなメリットがあります。

  • 名指しを意識した問いかけを用意することで、読者のターゲティングが明確になり記事の独自性が向上
  • W→Pですぐに結論を提示することで、読者を待たせない。「この記事で問題が解決しそうだ」と期待させることが可能
  • Pの「一文のこたえ」を洗練すればするほど、RやEへの期待度が上がって最後まで記事を読んでもらいやすくなる
  • Rだけ、Eだけでは説得力に欠けるが両方を盛り込むことでよりわかりやすい記事になる
  • 最後にP「一文のこたえ」をダメ押しすることで、記事をシメやすくなる

「チコちゃん式」のブログ構成例

育児グッズ(例:ベビーベッド)を紹介する記事の例

  1. W(Why)=問いかけ
    「ベビーベッドは短期間しか役に立たないのでは……と思っていませんか?」
    →読者層をマタニティ・新米パパママにターゲティング。
  2. P(Point)=予想を裏切る「一文のこたえ」
    「そんな悩みを解決するのは、収納棚に変身する○○のベビーベッドです!」
    →おすすめしたい商品をズバリと言いつつ、興味をもたせるフレーズも組み込む。
  3. R(Reason)=ソースがしっかりとした解説
    「サイズやスペックはこうで、組み立てにかかった時間はこれくらい」
    →公式サイトや購入サイトに飛べばわかる情報であっても、記事内に正確に引用することで読者はリンクを踏まずに情報ニーズを満たせる。さらに、公式サイトからはわからない実体験に基づく情報があるとなおよし。
    「公式サイトはこちら、購入はこちらから」
    →楽天やAmazonといった購入サイトだけでなく、公式サイトも紹介することで読者は検討しやすくなる。
  4. E(Example)=実例や経験談などのたとえ
    「上の子がやんちゃなのでベビーベッドがあってよかった」
    「ベビーベッドとしては半年しか使わなかったけど、小学校に上がるまで収納棚として役立った」
    →写真つきで自分の実体験を載せるのが最も効果的でオリジナリティもある。クチコミを引用するのもGood。リアルさを追求すると、失敗談や不満点も触れておくとよい。
  5. P(Point)=「一文のこたえ」を最後にダメ押し
    「ベビーベッドは収納棚に変身する○○ベッドがおすすめです!」
    →記事のシメには必ずPを繰り返すこと。

ライティング・文章術の紹介記事の例

  1. W(Why)=問いかけ
    「同じ文体を続けるな、と指摘されたことはありませんか?」
    →読者がギクリとするような問いかけから始める。
  2. P(Point)=予想を裏切る「一文のこたえ」
    「文末のバリエーションを紹介&体言止めと倒置法も使えるよ!」
    →情報ニーズを最速で満たすことを意識した見出し構成
  3. R(Reason)=ソースがしっかりとした解説
    「体言止めとは…… 倒置法とは……」
    →文法的な視点から解説(ただし、専門用語を使い過ぎないよう注意)
  4. E(Example)=実例や経験談などのたとえ
    「体言止めと倒置法を使うとこうなります」
    →具体的な例文でビフォー・アフターを紹介。
  5. P(Point)=「一文のこたえ」を最後にダメ押し
    「体言止めや倒置法などの文体のバリエーションを使い分けよう」
    →記事のシメには必ずPを繰り返す。

なお、この構成で書かれた記事はこちらから読めます。

【文体】文末のバリエーションを増やせ!です・ます調(敬体)orだ・である調(常体)
「同じ文末を3回以上続けないでくださいね」とあるメディアで記事執筆をしていたときに指摘されて驚いたルールです。なんでも、同じ文末が3回以上連続すると単調で退屈な文章になってしまうからだとか。「~です。~です。~です。」「~ます。~ます。~ま

この記事も「チコちゃん式」で書いています

ブログの構成に悩んだら、『チコちゃんに叱られる!』を思い浮かべてください。そして、W+PREP法を意識して見出しを立ててみましょう。
読者にとって読みやすくわかりやすい、そして書く側にとっても書きやすい構成が作れるはずです。

お気づきかもしれませんが、この記事も「チコちゃん式」で書きました。

  1. W(Why)=問いかけ
    「ブログの構成に悩んでない?」
    →ブロガーやライターのよくある悩みを指摘し、構成に悩む人たちをターゲティング。
  2. P(Point)=予想を裏切る「一文のこたえ」
    「チコちゃん式とはW+PREP法だ!」
    →『チコちゃんに叱られる!』という番組をフックにしつつ、W+PREPという新しい概念を提示して読者の「?」を引き出す。
  3. R(Reason)=ソースがしっかりとした解説
    「PREP法とは…… チコちゃんの番組構成は……」
    →専門家=自分と位置づけて番組構成を自分の言葉で解説。PREP法について書いた記事へのリンクも添える。
  4. E(Example)=実例や経験談などのたとえ
    「W+PREP法で書くとこうなるよ!」
    →ブログに応用するとどうなるか提案。実際の記事も例に挙げ、リンクも添える。
  5. P(Point)=「一文のこたえ」を最後にダメ押し
    「さあ、チコちゃん式で書いてみよう!」
    →この記事もW+PREP法で書いているよ、とネタバラシ。

『チコちゃんに叱られる!』につられて記事をクリックし、W+PREP法という謎の理論に引かれませんでしたか? 具体的な実例をもっと読みたくて、ついつい最後まで読んでしまったのではありませんか?

実例として挙げられる自サイトの記事が少ないこと、また、視覚的なわかりやすさがまだまだ不十分であることが反省点ではありますが、W+PREP法のすばらしさはお伝えできたかと思います。ブログ構成や記事執筆に役立ててみてくださいね。

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